♪Australia
待ちに待った登頂の日。
エアーズロックの朝は早い
集合時間は、なんと朝の4時30分
目覚まし時計が鳴ったのは、その30分前の4時、これが精いっぱいだった。
オーストラリアは時差が無いので、ほぼ日本時間のままでは、
この時間に起床するのはツライ。
その上、カーテンからの光は皆無で、あまりの暗さに“朝起き“という感覚さえ湧いてこない。
それでも登頂の日の天候が気になるので、暗いと分かっていても、
ベッド脇のカーテンを開けてみて、
思わずその光景に自分の目を疑った
確かに夜明け前は暗い。
その真っ暗な闇にあるのは、降り注ぐ星の雨だ
昨夜はあった月灯りは無く、電灯の明かりも何も無い、ただの闇。
その空間にあるのは、瞬く星達だけなのだ。
まだベッドで寝ている彼を起こして、急いでプランを変更することにした。
集合時間前に、満天の星空観賞タイムだ。
長野県出身の私が驚くくらいだから、大阪出身の彼の驚きは尚更だった
といっても、ゆっくりと感動を共有するのは、もう少し後。
昨日スーパーで買ったパンとフルーツとヨーグルトを冷蔵庫から出してリュックに詰め、用意した着替えを迷わず着る。
ロッジのドアを出ると、ホテルのロビーへのルートを逸れて、
彼よりも先に高台へ通じる道を駆けるように登った。
足元の頼りは、昨夜歩いた記憶と星の灯りだけだ。
追いついて来た彼と一緒に、首が痛くなるほど身じろぎをせず、
上を向いたまま、星空だけをじっと見つめて、静かな時間を共有した。
集合時間が迫る中、一眼レフでTRYしたものの、写真はやっぱり真っ黒のままだった。
この星空は、残念ながら私たちの記憶以外の記録は残っていない。
ホテルのロビーに着くと、まだバスは到着していなかった。
ここには毎日、サンライズの時間と気温などの情報が掲示されている。
登頂したい、そこから世界を眺めてみたい、
そう祈って、バスが来るまでの短い間、この掲示板を見つめていた。
遡ること一年前、
横浜にある港の見える結婚式場で、親しい人たちの祝福を受けて、
挙式をしました。
あれから365日、時々するけんかを除けば、
幸せな時間を送れていることに日々感謝します
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太陽で暑くほてった体には何よりのご褒美だ。
そして再びバスに乗って、ウルルのサンセット会場に移動する。
いよいよ、ウルル(エアーズロック)とのご対面が近づいてきた。
バスにしばらく揺られると、正面にウルルが見えてきた。
広いサンセット会場に到着すると、既に他のツアーバスが駐車場を埋めていて、
バスを降りた人たち、皆それぞれがサンセットを鑑賞する場所を求めて急いでいるように見えた。
私達も、ガイドさんから観賞用の折り畳み椅子、それとワイン、つまみを受取り、私達のウルルサンセット会場を探す。
といっても、会場は広く、どこからでもウルルが見える。
同じように椅子を持ってうろうろ、うろうろする人達の間をぬい、やっと見つけたベストポジションに腰を下ろした。
そうしている間にも、少しずつ空の色と、ウルルの色が変化して来た。
ポテトチップスを片手に、ワインを飲みながら、その瞬間を待つ。
そしてついに、ウルルの色が赤く染まるその瞬間が来た。
青い空に、赤いウルルが映える、初めての夕焼け。
日本のそれとは全く違う、これがウルルのサンセットなんだ。
まだまだ赤くなるのか・・・と思ってじっと待っていると、ウルルは土気色に変化して来た。
どうやらサンセットタイムはこれで終わりのようだ。
それとともに、青い空が、ピンク色交じりの空に変化して来た。
まるでカクテルのように、二層に分かれた色の空に、白い月。
一瞬の、だからこそ幻想的で、神秘的な時間だった。
いつの間にか、ウルルに行って半年以上経ってました。
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ツアーに組み込まれているのは、第一展望台までのウォーキングコース。
バスを降りると、私たちはガイドさんを先頭にして、なんとなく隊列を組んだ。
大きな岩山、照りつける太陽、赤い土、地平線、それと顔の周りを飛び交うハエ達。
さすがの私も、ガイドさん無しでは一人で来ようとは思わない。
雲一つない空の元、水と帽子は必需品だ。
でも、暑さよりも、キツカッタのはハエだ。
うわさには聞いていたが、サングラスが、日差しとハエから守ってくれた。
ガイドさんを先頭に、緩やかなのぼり坂を、目的地である第一の砦を目指して歩き出した
木と岩と土ばかりが続く道に、時折、とかげが顔を出す。
日本で遭ったら、決して自分から近寄ることはないだろうに、この時ばかりは、カメラを持って近づいた。
ガイドさんが言うには、トカゲは日光浴が好きな生き物なので、こうして、岩の上や、アスファルトに出現することがあるのだという。
空と岩のコントラストを見ながら、歩くこと約20分。
第一展望台についたときには、うっすらと汗をかいていた。
展望台といっても、囲まれた望遠スペースがあるわけではない。
少し小高くなっている辺りを言う様だ。
谷を吹き抜ける風が気持ち良く、時折、風の音が聞こえてくる。
ここが“風の谷”といわれる所以が分かる気がする。
待ちに待った自由時間。
バスまで戻る時間を計算すると残り時間は多くないけれど、これを利用して、第二展望台につながる道を歩いてみることにした。
第一展望台までの道に比べて、岩だらけの細い道は、足場が良いとは言えないが、貴重な時間を思うと、自然と歩幅が大きくなり、スピードも上がってくる。
進むに連れて、同じような岩が並ぶカタジュタの風景が少しずつ変わってきた。
第二展望台に着けることなく、残念ながら、ここで時間切れ。
この岩の向こうに何があるんだろう。
岩の中にあるものへの興味が更に増して来た。
オーストラリアは今頃秋ですね。
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1.アウトバックパイオニアホテルのホテル宿泊
2.往復日本語ガイドによる空港送迎
3.カタ・ジュタ(マウントオルガ)の風の谷観光
4.ウルル(エアーズロック)サンセット&サンライズ鑑賞
5.ウルル(エアーズロック)登山、山麓観光
6.登山がクローズの場合は、2回目の登山に無料参加
マウントオルガの風の谷観光と、エアーズロックの再挑戦が、このツアーを選んだ決め手だった。
特に、風の谷ツアーは少なく、到着初日に、ホテルチェックイン後に、最初に向かったのが、ここだった。
国立公園のゲートを通過し、最初に見晴し台へ。
ここでは、遠目に見えるウルルを手に乗せる写真が撮れるということで、
ありきたりな記念写真を嫌がる彼を強引に呼び寄せて、
無事に手乗りウルルをGET
いよいよ、次に向かうはカタ・ジュタのマウントオルガ。
カタ・ジュタはアボリジニの言葉で「たくさんの頭」という意味で、36個の丸い岩のドームからなると言われている。
通称の「マウントオルガ」は、発見したドイツ人が当時の女王の名前から付けた呼び名だそう。
ウルルといい、カタ・ジュタといい、呼び名から、その複雑な歴史がうかがえる。
今年の三月はいろんな事がありました・・・
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ウルル(エアーズロック)とともに、このだだっぴろい中央オーストラリアの土地に突如現れた地球の創造物だ。
この両方の名所があるウルル・カタジュタ国立公園には、”エアーズロックリゾート”というホテルや展望台などの宿泊エリアからアクセスすることができる
日本では小説『世界の中心で、愛をさけぶ』で、エアーズロックが一躍有名になった。
このカタジュタはそれより昔、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」のモデルとなった場所だ、と言われているのだと、今回の旅行の準備で初めて知った。
つまり、ここは日本人にとって、一粒で二度おいしいエリアなのだ
しかしながら、「風の谷」に行くツアーはエアーズロックに比べて格段に少なかった。
短期滞在者の日本人の大半は、やはりエアーズロックを選択するのだろう。
ケアンズからエアーズロックに向かう機内から、エアーズロックが遠目に見えた時は、たまらなく感動した
エアーズロック空港に着いた初日に、まず向かったのはウルルではなく「風の谷」のあるカタジュタの方からだった。
ほんとは、サウンドオブサイレンスよりも先に行ったのに、順番は逆ですね・・・
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