2008年12月

2008年12月30日01:27ズバリ、トルコの世界遺産-24 イスタンブール
エミノニュを出発してて、少し経つと、このクルーズの見ものでもある、Rumeli Hisariが左手に見えてきた。
もちろん今は使われていない要塞だが、姿・形だけでなく、遠目にも、保存状態がいいのも分かった。ヨーロッパのクルーズならではの風景にウキウキしてくる笑い
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終点の一つ手前、ルメリ・カヴァーウRumeli Kavagiで私たちは降りた。
どんな賑わいのある町かと想像したいたが、ここには数時間前に居たイスタンブールの賑わいは、なかった。

折りしもランチタイムのはずなのに、港の辺りにはある幾つかのレストランは営業してるかどうかも判別出来ないほど、魚料理のレストランは混んでる様子がなかった。
でもとにかくお昼おでんを食べようと、その中の一つに入ってみたが、やはりすいていた店内に少し不安になったものの、すぐにハンサムなトルコ人が案内をしてくれた。
お目当ての焼き魚料理にサラダとパン、これがランチだった。
味は極めて普通だったが、日陰のレストランと、冷たい水が、気持ちいい。
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食事をして、港の辺りを十分に散策後、イスタンブールに戻るバスを探した。小さな町なのでバス停はすぐに見付かった。
ところが、バス停の路線を見ても、知っている地名が載っていない困った
ガイドブックを片手に、う~んと困っていると、『英語は話せる?』と言って、トルコ人の男性が話し掛けて来てくれた。
彼が言うには、とりあえずサルイェリSariyer行きのバスに乗って、そこからタクシムTaksimを目指せばいいとのこと。
ここでもトルコ人の人柄の良さに助けられた笑い

彼と一緒に乗ったバスバスは、海峡沿いに道路を走り、無事にサルイェリSariyerまで着いた。
ここはルメリ・カヴァーウRumeli Kavagiに比べると、人も建物も車も、何かもが一回り大きな規模で、降りた瞬間にこの辺りの拠点となる町だということが分かった。
大通り沿いに、乗換えのバス停を探すと、すぐに見付かった。なんとか帰れる目途が着いたと母に話すと、ほっとしてる様子だった。

ところが、10分以上待ってもバス停に来るのは、目指す番号のバスバスではなく、それ以外の番号ばかりダメ
一人ならまだ待てるが、この炎天下太陽では、体調が本調子ではない母が心配だ。お目当ての番号を待ちきれなくなって、行き先に地下鉄マークのあるバスバスに思い切って乗ることにした。
もちろん、母には私の動揺や心配など微塵も見せる訳には行かない。
いつもこんな旅カバンをしているのかと、心配させることになるだけなのだから。

思い切って選んだバスバスはとりあえず海峡沿いの道を走り始めた。
方向が間違ってないことを確かめて安心していると、しばらくしてバスバスは右折し、今度は山中に入って行った。すぐにまた海峡沿いに戻るのだろうと思いきや、バスバスはそのまま曲がりくねった山道朝日を登って行く。
こう来るとは、と、想定外の展開に、さすがにちょっと焦って、降りるバス停を探していると、こんな私の思いとは裏腹に、バスは停まるどころか、まるでハイウェイのような広域道路を飛ばして走る。
小さいぎゅうぎゅう詰めのバスバスに、そんなに飛ばす必要なんて無いはずはてななのに。

どこでもいいから早く次のバス停で降ろして、と祈る拍手ような気持ちで乗っていると、やっと停車したバス停は、4.Leventという地下鉄電車の駅前だった。
ガイドブックに載ってる表示を見て心からホッとした。
これで、タクシムTaksimまで地下鉄電車で戻ることができる。
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今年もあと2日です。読者の皆様、一年ご愛読頂きましてありがとうございました笑顔来年は中欧編が始まります足跡
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2008年12月21日10:38ズバリ、トルコの世界遺産-23 イスタンブール
イスタンブールのフリータイムを利用して、ボスポラス海峡のクルーズ船に出ることにした。
クルーズといっても豪華客船とは程遠いのだか、長野生まれ長野育ち、かつ、船酔いをしない私は、旅行に行くと、船に乗りたがる、ということに、今回の親子旅で気づいたことの一つだ。

船は、ガラタ橋のたもとにあるエミノニュにならぶ桟橋のうちの一つから出発した。
乗り場が分かりにくいことと、観光客で混雑するというので、20分ほど前に着いたのだが、一日数便の人気航路の特等席ムービーを取るには、それでも遅かったようだ。
既に後部デッキは座る席どころか、立つスペースもない程の大混雑だった。
残念だったが、母のことを思えば、屋根のある船内の方が、多少なりとも涼しくてこちらの方がよかったのだ、と自分に言い聞かせた。
何しろ今回は親孝行の旅行なのだから。
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10:30に出発した船は、幾つかの桟橋を経て、終点のアナドル・カワーウAnadolu Kavagiまでは1時間半の道のりだ。
普段は長く感じる移動も、今回は、のんびり風景を楽しむことが目的なのだから、ゆっくり流れるヨーロッパ側アジア側の風景を楽しむには、十分な時間だ。

私のプランでは、終点一つ前のルメリ・カヴァーウRumeli Kavagiで船を降り、魚料理のランチを食べて周辺を散策し、ヨーロッパ側からバスで中心部のタクシムまで戻って来るというもの。
船でUターンをするのが一番楽で確実な方法だと分かっていたものの、ここで私のちっちゃな冒険心が働いてしまったことに、数時間後に後悔することになる。
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今年もカウントダウンの季節が来ました走る
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2008年12月17日01:52ズバリ、トルコの世界遺産-22 イスタンブール
グランドバザールの次の日に行ったのが、エジプシャンバザール。
圧倒的に観光化されているグランドバザールに比べると、庶民の市場の雰囲気があるとガイドブック本にあった。
変な期待を持たずに済んだのだという意味では、先にグランドバザールに行ったのは、正解だったと思う。

実際、エジプシャンバザールは観光の基点であるガラタ橋のたもとにあるにも関わらず、入り口はこじんまりとしていて、庶民の市場であることを感じた。
とはいえ、ここでも日本語の呼び込み音量は引けを切らない。
私達親子はどこから見ても、どうやら日本人らしい。
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ここでのお目当ては、イスタンブールの庶民の買い物風景を見るのと、お土産を買うこと。
別名”スパイスバザール”といわれるだけあって、店頭に香辛料を山積みした店が軒を並べていた。
どこで買っても同じような気がしたが、清潔感があって流行っている一軒のスパイス屋さんが目についた。歩き疲れていたので、出された冷たいリンゴジュースを飲みながら、ここでのんびりとお買い物をすることにした。

母が椅子に座って休んでいる間に、数種類のスパイスの味見をしてみると、どれも味わい深く美味しいごはん。特に気に入ったのは、スパゲッティ用のスパイスびっくり
じっくり値切りお金交渉の末、200gづつ小分けにして買うことにした。
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母は、店頭に並べられている色とりどりのトルコ名物のロクムを味見して、気に入っものがあったようだ。
見た目は甘そうだが、私も幾つか味見してみると、柑橘系のロクムはさっぱりとして後味もいいOK
やっぱり味見してみないと分からないし、味見できるから土産にもできるというものだウインク

ところが、あれもこれも気に入ってしまい、どれがいいいか迷っていると、一箱に数種類の詰め合わせが可能だという。
ここら辺がさすがバザール拍手。空港飛行機で買うロクムではこうは行かない。
美味しかったロクムを指差しすると、端から箱詰めにして、更には土産用にパッキングまでしてくれた。
母も大満足の様子に、わざわざ連れて来た甲斐があったなぁ、と私も満足した笑顔

帰り際にショップカードをもらったが、ここでしか買えない素敵な土産と、思い出を手に入れることができた。

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